岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2024年 04月 12日
昨年春から取り組んできた大仕事が岩手公園(盛岡城跡公園)にある神社「桜山神社」 様の改修工事でした。
神社で最も歴史ある建物でもある御社殿の大規模な改修工事でした。 明治期に建てられその後何度かの改修を経て今に至る神社の社殿の改修工事。 今回は、神社専門の設計事務所、東京の日本建築工芸設計事務所様との共同作業です。 歴史ある建物の改修工事は、技術と経験豊富な大工たちと地元岩手・盛岡の木材を使って進めました。 そんな「桜山神社」様の御社殿改修工事の様子をご紹介していきます。 現場では、社殿の床板を元に戻す工程が始まりました。 そんな現場での施工の様子を紹介していきます。 ベテラン大工たちが活躍しています。 鈴木大工が並べる床板は100年以上前に作られたケヤキの床板ですね。 明治期の大工さんの仕事を大事に板の巾や形状を直して元の床に戻す工程です。 年月が経過する事でしか現れてこない風合いが良いですね。 床下に潜って板を留め付ける袰岩大工。 昔はこの部分に特殊な釘を使っていました。 現在はビスを使って板を固定していきます。 床板同士の木口はこんな納まりです。 相じゃくりの加工を施し、床板の隙間が出来ても床下空間が見えないようにしました。 ここは昔の大工仕事ではなかなか難しかった部分ですね。 その分板の有効巾が小さくなりますが、今回は隙間の納め方を優先しました。 床板の復旧が順調に進み始めると袰岩大工は、ケヤキの大黒柱の前に座って柱をじっと見つめています。 床のレベルを下げた事でケヤキの大黒柱の大引きの仕口が現れてきました。 この部分の処理を進めて行きます。 丸ノコを使って仕口のホゾ穴形状を直していきます。 どこをどのように直すかは、その大工の勘と経験ですね。 鈴木大工は、ノミで仕口を削る作業です。 硬いケヤキの大黒柱、しかも立てて100年以上経過しているのでとにかく木が硬い! 仕口形状を直すのも一苦労です。 直したホゾ穴に埋め木を入れる袰岩大工。 ケヤキの大黒柱への埋め木は、同じケヤキの角材を使います。 なるべく目立たないよう、古い大黒柱に同化するように埋め木が進みます。 一方の作業場では、木階(もくかい)の加工が進んでいます。 担当している下舘大工が木階の丸柱、曲がった手刷りなどを作っています。 そしていよいよ仕上がりました。 この木階の部材はすべて岩手県産のケヤキを使っています。 木目も色も木肌も最高の仕上がりです。 いよいよ仕上げに関わる工程が始まりました! 社殿の床の改修作業がどんどん進んでいます。 古い建物の解体作業では、昔の職人の仕事を見る事が出来ました。 そしてその昔の職人が作った床組みを現代の大工が修正する作業が進んでいきます。 解体→床下のコンクリート工事→床組みの修正と工程が進んできました。 こうした大工工事は、やはり大工の技術と勘・経験がモノを言いますね。 そんな大工の歴史を思いつつ進む神社の改修工事の現場です。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2024-04-12 04:32
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