「砂子の家」 現地での建て方作業が終わり、上棟式が執り行われました！

花巻市で進む住宅新築プロジェクト「砂子の家」。
設計は「オオツカヨウ建築設計」様、施工は岩井沢工務所というタッグで進めて行きます。
田園地帯の真ん中、雑木林に囲まれたとっても気持ちの良い土地で仕事です。
地元の木材をふんだんに使い、大工の技術を生かした建築を進めていきます。
構造材の墨付・刻みの工程が終わり、現地での建て方作業へと工程が進んできました。
そんな建て方作業が無事に終わり棟上げとなりました。
棟上げを祝っての「上棟式」が執り行われました！
そんな上棟式の様子を紹介です。

建て方が終わり、建物構造が立ち上がった現場。
屋根の上には矢羽根が上がり、上棟式の準備が始まりました！

私は事務所で棟札の準備です。
棟札に神様の名前を記し、紙垂を作ります。
神様への礼拝の準備を粛々と進めます。

現場の屋根上に上がった矢羽根。
弊社の先々代の「岩井沢長造」から伝わる矢羽根です。
大工たちの歴史と共に受け継いできた大きな矢羽根が上棟式の開催を知らせる目印となります。

無事に矢羽根が上がった現場を見る大工たち。
良い気分ですね。

神様に捧げる供物の準備も完了です。
山のモノ・海のモノ・里のモノを捧げて、神様に天から降りて来て頂きます。

矢羽根と共に屋根上に設けた祭壇で拝礼する大工たち。
神様に感謝の気持ちを伝え、これまでとこの先の工事の無事故・安全を祈願します。
そしてこのお家の益々の繁栄も祈願します。

儀式が一通り終わると「餅撒き」の開始です！
屋根の上からお施主様と大工たちが餅を撒きます！
この光景が最高です！
現代ではなかなか行われなくなった餅撒き、盛り上がりは最高です。

お施主様にも餅を撒いてもらい、最高の気分です！

上棟式が終わるとほどなく矢羽根を降ろします。
良い上棟式になりました！


清々しい景色の田園地帯の真ん中の現場では、建物構造を組み上げる大工仕事が進んできました。
程よい雑木林が囲む古くからの田園地帯は居るだけで気持ちが良いですね。
使う素材はもちろん地元岩手の木材たちです！
そんな建て方が終わり上棟式が行われました。
神様に上棟を報告し、お家の方々・係る職人たちの息災を祈願し、この建物を長く守ってもらうための大事な儀式でした！
遥か昔から続くしきたりを大事に守りつつ、大工の家づくりが進んでいきます。