アパートの換気扇改修

とあるアパートの換気扇の改修工事。
台所には、古いプロペラファンが設置してありました。
今回の改修のきっかけは、匂いの問題。
他の部屋の匂いが流れ込む様で換気のために常に換気扇を回していたという入居者情報がありました。
逆効果で強いプロペラファンを回り続けた結果、部屋の空気が負圧となり、どんどん他の部屋の空気を引き込む結果になっていました。
今回は、台所のプロペラファン換気扇を給排気型のシロッコファン換気扇に交換する工事を行います。
そんな換気扇の改修工事の様子をご紹介していきます。

施工前の換気扇。
箱抜き式のプロペラファンとステンレス製のレンジフードですね。

外部のフードカバーはこんな感じに設置されていました。

まずは、屋内側のステンレスフードを取り外します。

外部のフードカバーも撤去していきます。

電気屋さんが、新しい換気扇に合わせて電源位置を変更します。

新しい給排気型の換気扇を組み立てます。
給排気型の換気扇は、ダクトが2本出てくるので組立も少し難しいですね････｡

換気扇本体を取付ます。
続いて給排気のダクトを外部に抜く作業を進めます。

元の四角いフードカバーの跡から排気のダクトを出します。
その脇には、新たに穴を開口し給気用のダクトを用意します。

新しい換気扇周りの化粧直し。
大きさが合わず、小壁を作った部分を周りに合わせて塗装していきます。

換気扇の交換が完了です。
プロペラファンの排気のみの換気扇から給排気型のシロッコファン換気扇に交換です。

外部は、給排気のダクトに丸型のウェザーカバーを取り付けて完了。
試運転を経て工事が完了です！


給排気型の換気扇は、空気量を換気扇が自己完結出来るので、調理で換気扇を強くしても室内の空気環境が負圧になりにくい特徴があります。
その効果で他の部屋の匂いを引っ張る事も少なくなります。
アパートのような沢山の住戸が一つの建物に入っているとこうした匂いの問題や音の問題が常に発生しますね。
その都度細かな対応を行うことが大事になります。
そんな換気扇の改修工事の様子をご紹介しました！