中ノ橋通 浅沼醤油店様「クラビヨリ」外壁改修工事 進行中

盛岡市中ノ橋通にある浅沼醤油店様のお店「クラビヨリ」様での仕事。
2023年に改装OPENした県産素材を多く使った調味料のお店。
今回は、お店の外観を町家が多い葺手町の街並みにさらに合わせる改装を計画。
使う素材は、岩手県産木材とし、岩手県の補助金も活用して改修する計画を立てました。
そんなお店の外装改修工事の様子を紹介していきます。

古い建材の外壁材の撤去作業が進む現場。
足場が掛かり、シートで覆って作業が進むので中の様子はなかなか分かりませんね。

解体して見えてくるのは、明治期の職人の技。
昔の大工たちの作った建物の構造や左官職人の土壁が表れてきます。

土壁は、室内側から施工した様子がうかがえます。
当時すでにこの辺りは、建物が隙間無く建っていて、片側からしか左官仕事が出来なかったとも推測できます。

古い土壁をそのままに外壁の下地を作り直す作業が進みます。

古い下地の上に新たな下地を形成していく工程が進みます。

斜めから見ると下地が傾いているのが分かります。
長い年月で建物の壁が少し傾いているので、新しい下地は垂直に直しながら施工が進みます。

この機会に断熱材も入れて、少しでも真冬の寒さを解消できるように施工を進めます。

新しい外壁の下地を作る現場でした。


改修する外壁の素材には、岩手県産の杉板を使います。
昔ながらの日本の壁の仕上げ「下見板張り」で施工し、古い町並みが残る「葺手町」の雰囲気により一層合わせる改修を計画。
これまで手付かずだった南側の駐車場の壁面の改修を進めています。
ただ、外壁をきれいに直すだけでなく、エアコン室外機など現代のお店に必要不可欠な設備機器もうまく馴染ませるように改修していきます。
どんな改修になるのか今から楽しみです！
続きをお楽しみに。