岩井沢工務所の仕事について
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1 2018年 08月 01日
盛岡市本町通りで新たに始まる住宅新築の現場です。
今回は、マチナカの狭い敷地に住宅と駐車スペースを確保するため、おのずと3階建ての建物となりました。 弊社ではなるべく地域材を使いなおかつ大工の技術を生かした家づくりを目指します。 木造3階建ては、構造計算が要るため通常はプレカットによる工場生産の建物構造を基本にしています。 そこをあえて大工の手刻み、構造材には盛岡市産材を使おうという試みにチャレンジしました。 もちろん建物も個性的な外観と内装を計画。 大工が技術を生かした家づくりを計画しています。 そんな家づくりの現場がスタートです! ![]() 上の橋から山岸に向かう愛宕町の通り沿いです。 元々自転車屋さんがあった場所ですね。 交通量も多い道路沿いの角地に建築します。 ![]() 建物の2階と3階からは川の流れが見えるように開口部を計画。 高い位置からの眺めは想像しつつ、建物を計画して行きます。 ![]() 盛岡の街中の準防火地域という規制があり、さらに木造3階建ての構造計算、大工の手刻み、地域材の使用といろんなハードルがあります・・・。 一つ一つクリアしつつ計画を進めて行きます。 時間だけがあっと言う間に過ぎて行きます・・・。 ![]() 現場での基礎工事の前にまずは地鎮祭。 桜山神社さんに来ていただき、土地の神様に工事の安全とお家の発展を祈願します。 ![]() 地盤の強度を測る装置を搬入し、測定作業を行います。 小さな重機の様な機械を搬入し作業開始。 ![]() この地盤の強度が建物の構造計算に関わってきます。 ![]() 遣り方出しという工程です。 建物外周に杭を打ち、そこに水平な墨出しを行います。 レベル水準器で高さ出しを2人1組で作業。 棟梁を務める小瀬川大工が作業を行います。 ![]() この貫きに基礎の芯墨を出し、基礎の位置を確認します。 ![]() 何もなかった敷地に建物を建てるための最初の仕事ですね。 ![]() 狭い敷地なので掘りあげた土はそのままトラックに積み込み搬出して行きます。 ![]() 大きな玉石がゴロゴロ出土。 中津川も近く、はるか昔はここも皮が流れていたようです。 地中は土砂利がほとんどを占め、地盤はとっても良好です。 ![]() 今回はべた基礎という工法の基礎を作っていきます。 搬出する土の量もかなりでした。 ![]() こちらは唐松の桁材です。 盛岡市産の無垢の唐松材を使用します。 ![]() こちらも盛岡市産材です。 柱は105×150という特殊な寸法の材もあります。 構造計算で製作した構造図を元に製材していただきました。 ![]() 建物の中で特に強度の必要な部分には無垢材ではなく集成材を使用。 構造計算で建物強度を確保するために必要な部材です。 もちろん岩手県産唐松の集成材を用意しています。 ![]() 棟梁の小瀬川大工が作っています。 構造設計の構造図を元に大工の作る木組みの図面です。 今回は、構造設計の担当の方と大工が何度も打合せし、無垢材をたくさん使った手刻みを実現。 ここまでたどり着くのが大変でした・・・。 弊社では初めて取り組む地域材を使った木造3階建て住宅の建物が着工です。 今回は、構造設計の設計士、意匠設計の設計士、製材所、大工の棟梁が事前に打合せし何度も構造を変更しながら進めてきました。 たくさんの技術者が協力しないとなかなかうまく進みません。 みんなの協力で無事に着工にこぎつけました。 ここからは大工たちがいい建物を作る番です! いい建物の仕上げて行きます。 お楽しみに! ▲
by iwaizawa
| 2018-08-01 04:32
| 現場日記~住宅新築~
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