岩井沢工務所の仕事について
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2017年 10月 31日
盛岡市本町通りで新たに始まった中古住宅のリフォーム工事。
2間(3.64m)間口のとっても狭い敷地に建つ古い住宅。 本町通りはなかなか売地が出ないので貴重な中古物件でした。 お施主様が購入し今回住みやすくリフォームする事になりました。 そんな中古住宅のリフォーム工事の様子をお伝えしていきます。 ![]() 敷地いっぱい、道路ギリギリまで建つ住宅です。 施工するのも大変ですね~。 ![]() 畳敷きの和室で構成されていますね。 壁がくすんでいるせいか暗いイメージ。 どんな風に改修するのかイメージするのが大変ですね~。 ![]() 業務用単槽流しと瞬間湯沸かし器が設置。 ガスコンロは勝手口脇にありました。 ちょっと使いにくそうな台所。 もちろんここも大幅に改修を計画します。 ![]() 2階もすべて和室の作り。 コチラの部屋は床の間と押入れがありました。 今回の改修ではすべて撤去し、子供部屋として改修する事にします。 ![]() 両隣の住宅に挟まれギリギリに建つ感じですね。 給湯器やエアコンの室外機など設備スペースもないですね・・・。 室内の明るさを確保するという事と現代の住宅に欠かせない設備の配置の検討が必要ですね。 ![]() 今回のリフォーム工事はベテラン原田大工が担当。 まずは、必要のない壁や天井を解体する作業が始まります。 ![]() ゴミを置くスペースもほとんど無いので、壊しながらトラックに積み込んで行きます。 ![]() 予定している間取りにうまく改修できるのかも見えて来ます。 こうした解体作業の工程で改修内容の微調整を行っていきます。 ![]() コチラは2階が載っていないので屋根下地が確認できます。 野地板の破損状況やキッチンのダクトスペース、電線の配線、エアコンの設置スペースなど解体が進むといろんな検討に入っていきます。 ![]() 昭和30年代の建物は土壁造です。 この状況からどんな風に改修されるのかは想像するのは難しいですね~。 中古住宅のリフォーム工事がスタートしました! 今回の建物は昭和30年代新築と言う古さ。 間口も狭く土壁造という状態、お風呂も無い住宅でした。 これを現代の住宅になるべく近づけられるように改修を計画して行きます。 どんな風にリフォームされるのか楽しみですね。 工事の様子を随時アップしていきます。 お楽しみに! ▲
by iwaizawa
| 2017-10-31 05:05
| 現場日記~リフォーム~
2017年 10月 30日
![]() 日時 2017年11月12日(日) 開場18:30 開演19:00 会場 岩手銀行赤レンガ館(盛岡市中ノ橋通1丁目2-20) ご予約 3,000円 (当日3,500円) 詳細・お問合せ 喫茶carta http://kissa-carta.com/ 演奏:mama!milk 生駒祐子:アコーディオン 清水恒輔:コントラバス オープニングアクト:蓄音機演奏・選曲:大中真之介 ・・・・・・・・・・ 今年もmama!milkの演奏を盛岡で聴くことができますよ。 初めての会場、岩手銀行赤レンガ館。 会場のイメージがmama!milkにぴったりで、どんな夜になるのかとても楽しみな演奏会です。 ▲
by iwaizawa
| 2017-10-30 15:05
| イベント案内
2017年 10月 30日
![]() 日時 2017年11月3日(金・祝)-4日(土) 3日(金・祝) 10:00-16:30 4日(土) 10:00-16:00 会場 岩手銀行赤レンガ館(盛岡市中ノ橋通1丁目2-20) 詳細・申込・お問合せ http://tekuri.net/homespun2017/ 入場無料 ・スペシャルトーク 4日 10:30-12:00 本出ますみさん 「羊の可能性と、未来の話(仮)」 予約不要・参加無料(カンパ制) ・ワークショップ 要予約 (定員を超えたため10/26で受付終了しました) 3日 「手織りコースターづくり」参加費 1,500円(1日2回/各5人) 4日「タペストリーづくり」参加費1,500円(1日2回/各6人) ・手紡ぎ実演 3日 手紡ぎ機による実演、簡単な紡ぎ体験もできます 出展工房及び作家 蟻川工房、中村工房、みちのくあかね会、田中祐子、植田紀子織物工房、森由美子、舞良雅子 あとりえ 木(MOKU)/木村泰子、beige/佐々木トモミ、富樫由紀子、 澤村佳菜・原しおり(植田紀子織物工房)、mää-mää homespun、小山牧子 ・・・・・・・・・・ 盛岡に在るホームスパン7工房(作家)+その門下生などの作品を一同に集めた、初の合同展示販売会です。 長く続いてきた手仕事を一度に見ることができるまたとない機会です。ぜひ足をお運び下さい。 ▲
by iwaizawa
| 2017-10-30 14:39
| イベント案内
2017年 10月 30日
盛岡市清水町にある盛岡市民福祉バンク「ぱれっと店」様の移転工事。
現在のお店が建物の老朽化の為に取り壊しが決まりました。 そこで移転先を検討し、盛岡市中ノ橋通のテナントに決定。 弊社で移転工事を行うことになりました。 移転オープンは11月1日に決定。 店舗の改装工事や建物の老朽化の修繕など急ピッチで作業が進みます。 そんな移転工事の様子をお伝えします。 ![]() 大きなガラス面にもカッティングシートで文字を設置しました。 お店らしくなり、11月1日の開店が待ち遠しいですね。 終盤の工事の様子をお伝えしていきます。 ![]() タイルを張り替えたり、隙間にコーキング材を充填したりしながら工事中に何度か雨を経験。 雨漏りの量はかなり改善しましたが、なかなか完全には止まりませんね。 ![]() ここまで施工を進めれば、ほぼ雨漏りは納まりました。 後は様子を見ながら追加での施工となりそうです。 ![]() カーペットもすでにモデルチェンジが進み、色が合いません。 よって一部屋ごとに区切り、色を変えて補修していきます。 ![]() ダスキン矢巾さんにお願いして大きなガラス面を中心にきれいに掃除していただきました。 清掃のプロにお願いして、かなりきれいになりました。 ![]() ここは、今回の改修で施工した排煙窓。 ボタンを押すと内側に窓が倒れて、火災時の煙を逃がす役目をします。 建築基準法に合わせるための改修箇所でした。 ![]() 店内の什器を配置し、消防署の点検を受けないといけません。 現在の清水町のお店から什器や商品をどんどん運び込みます。 ![]() 届けでしている消防設備機器や予定通りの場所に設置されているか、設備が正しく起動するかをチェック。 そして什器の配置や火災時に適切に避難できるように配慮してあるかをチェックします。 検査の合格を受けて晴れて開店となります。 ![]() 福祉バンクさんのトレードマークの絵を使って看板を製作。 明るい緑色で仕上げました。 葺手町の通りになじむように考えたカラー。 これから長くお店を続けて、葺手町の顔になってくれればいいですね。 ![]() ここにも福祉バンクさんのキャラクターを配置。 お店の雰囲気を出すためのカッティング文字も配置しています。 後はお店の開店の為の商品の陳列作業が続きますね。 移転の為の工事はすべて終了です。 後は、11月1日の開店準備となります。 今回の建物は、古く現在の建築基準法に合わない建物。 現在の建築基準法に合うように設備を改修して何とか営業出来るところまで漕ぎつけました。 建築設備の改修内容の調査、消防設備の改修内容の調査、施工費の調整、工程の調整などなど・・・かなり困難な作業が続きました。 でも工事も何とか無事に終了し、検査も合格! 関係者の方々にはご迷惑ご心配をお掛けしたとは思いますが、一安心です。 そんな福祉バンクさんの店舗移転の工事のご紹介でした~。 ▲
by iwaizawa
| 2017-10-30 04:42
| 現場日記~店舗~
2017年 10月 28日
10月初旬に盛岡劇場タウンホールで行われた舞台の舞台美術のお手伝いをさせていただきました。
架空の劇団第19回公演「露と答へて 鬼の業平仏の双六」という舞台。 舞台美術を担当しているhomesickdesignさんからの依頼でした。 能の舞台をイメージし、もちろんローコストで、短時間での設営、舞台独特の仕掛けも設置・・・。 かなりの難題でしたが、homesickdesignの担当の方と考え抜いて素材や施工方法を検討しました。 そんな珍しい舞台美術の製作の様子をお伝えします。 ![]() 能の舞台の雰囲気が出ていますね。 かなり苦労して考えた甲斐がありました。 では完成までの道のりをご紹介します。 ![]() これは赤松プレミアム合板と言う構造用合板を1尺幅のカットして仕上げたもの。 ローコストながら日本建築の縁甲板などに使用されている赤松の無垢の床板をイメージできる素材として選びました。 ベテラン太田大工が施工を担当しました。 ![]() 劇場に搬入しやすいように骨は限界まで細く軽く、それでいて最低限の強度を確保できるように計画。 素材には唐松の根太を使用しました。 同じ寸法の木では強度が確保できる唐松を選んでいます。 ![]() 現場作業は鈴木大工が担当。 素材を搬入し現場で段取り中ですね。 舞台の下地など下見は出来ないので、ぶっつけ本番での施工。 限られた時間での作業ですので方針を決めてすぐに作業に取り掛かります。 ![]() 舞台装置の凹凸もあるので、どのように並べるのかを現地で確認。 3尺置きに千鳥に張るように決定。 施工開始です! ![]() 劇場の搬入口から簡単に入らず、少し遠回りして搬入。 少し予定外でした・・・。 寸法は問題なく、固定すれば大丈夫そうで安心。 ![]() 床板張りもかなり進み、能の舞台の雰囲気も出てきましたね。 赤松プレミアム合板は、本物の赤松の節の無い部分で表面を構成しているので、かなりきれいな仕上がり。 無垢の赤松の様な質感があります。 ![]() 両袖の暖簾も設置が完了。 いよいよ舞台も仕上がってきました。 ![]() 完璧に出来ました。 ローコスト、短時間の設営でこの仕上がりはいいですね。 正直、ここまでの仕上がりは想像できてませんでした(汗) 大工の技術はすごいですね。 ![]() ここからは、照明さん、音響さん、小道具さんの出番。 そして役者さんたちの準備やリハーサルへと進んで行きます。 限られた期間、準備も短時間、ローコストながら本物の様な雰囲気を出すという難題が舞台美術にはいつもありますね。 弊社でも何度か舞台美術に携わってきましたが、毎回毎回悩みますね。 その都度作り出す雰囲気が全然違うので毎回新鮮な気持ちで取り組むことが出来ます。 今回も舞台美術のデザインを担当しているhomesickdesignさんの意図をなるべく組んで施工する事を心がけました。 そんな面白い滅多に無い大工仕事のお話しでした。 そして芸術の盛岡を支える劇団「架空の劇団」さんの舞台、今後も活動は続いていきます。 コチラのホームページもチェックしてみてください。 ▲
by iwaizawa
| 2017-10-28 05:06
| いろんな話
2017年 10月 27日
滝沢市鵜飼で進む住宅新築の現場。
今回も地元の木材をしっかりと使い大工の技術を生かした家づくり。 外壁にも内装にも地元の木をたくさん使います。 工事の進行は現場での大工工事、建て方作業へと進んできました。 作業場で進めてきた墨付け、刻みの作業を経ていよいよ現地での木造住宅の躯体を組み立てる作業です。 これまで何もなかった空間に建物が形成されて行くダイナミックな作業が始まります。 そんな現場の様子をお伝えしていきます。 ![]() 建物の形がしっかりと出来上がりました。 大工の作ってきた建物の構造がしっかりと立ち上がった瞬間ですね。 ![]() まずは、雨が降っても建物内に吹き込んでこないように外周部を囲う事が大事になります。 そしてそんな下地作業に使う木材たちも地元の木を使用していきます。 ![]() これは建物の構造耐力の面材として使用するものです。 ![]() 外周部は雨が降ってもほぼ大丈夫な状況ですね。 白いシートに覆われた外観もいいですね。 かわいらしい総二階の建物になりました。 ![]() 床下地の大引きを掛け、断熱材を入れて行きます。 最新の高性能グラスウールボードをはめ込んで行きます。 隙間なく充填し床下からの冷えが上がってこないように施工を進めて行きます。 ![]() 下舘大工が施工中でした。 窓の開口部がまだなので真っ暗な室内。 作業灯で明るくしながらの施工でした。 ![]() 今回使用するのはペアガラスの樹脂サッシです。 これらが設置されると建物内が明るくなってきます。 ![]() サッシの取付位置に窓台という木材で下地を作ります。 合板をくり抜いてサッシを取り付けるという段取りです。 壁の断熱材も同時に施工を進めて行きます。 ![]() これで雨が降っても屋根からの雨漏りは無い状態です。 一安心ですね。 ![]() 外壁に使用する杉板を万能機で削る作業。 板の木口を削って巾をそろえる作業です。 ![]() きれいに削られた木口がそろってきれいです。 すごい量の杉板が加工されて行きます。 おおよそ300枚の板が外壁として仕様されます。 ![]() 電動カッターで板の重なり部分の加工を行います。 ものすごい量の杉板すべてにこの作業を行います。 とても大変な作業ですね。 ![]() カンナで実の端をきれいに仕上げて行きます。 たくさんの杉板を外壁の板に加工。 これから塗装作業に入り、外壁が出来上がって行きます。 もちろんこの杉板も岩手県産材を使用しています。 建て方作業が無事に終わり、大工たちは床、壁の下地作業。 サッシの取付と作業を進めて行きます。 現場作業がひと段落すると仕上げとなる外壁板の加工に入りました。 ここまでの下地作業、使用している木材は構造材と同様にすべて岩手県産木材を使用しています。 地元で採れた木が大工の手で加工され、建物を支える構造となり、また仕上げ材に加工され使われています。 どんな住宅に仕上がっていくのか今からとっても楽しみです。 そんな大工たちの作業する現場の様子をお伝えしました! 続きをお楽しみに。 ▲
by iwaizawa
| 2017-10-27 04:48
| 現場日記~住宅新築~
2017年 10月 26日
現在進行中の住宅新築の現場「南大通りの家」。
こちらも設計はオオツカヨウ建築設計さんです。 盛岡市中心部の江戸から続く街並みのなか、その雰囲気を壊すことなく高性能の住宅が建つことになります。 元々長屋が建っていた敷地ですので間口が狭く奥行きがとっても長い独特の敷地形状。 その敷地形状を生かした建物を計画し、そこに大工の技術を生かした木のぬくもりを加えて行きます。 高性能の住宅を作る上でもやはり難敵なのが敷地の狭さ・・・。 大工の知恵と工夫で乗り越えて施工を進めて行きます! 現場での大工作業が進んでいます。 ![]() 耐力面材MOISSの外側に付加断熱を固定するための桟木を取り付ける作業です。 狭い隣地境界との間でギリギリの施工ですね。 ![]() 今回使用している断熱材は付加断熱用に成型してあるボード状のグラスウールを使用しています。 ![]() 狭い場所での施工なのでなかなか思うようには進みませんね。 ![]() ここまでの作業を天気のいい日1日で施工しないといけません。 よって何日かに分けて施工を進めて行きます。 天候にも左右され、なかなか施工のペースも上がりませんね~。 ![]() 断熱気密性能と防水性能をしっかりと両立させながら施工を進めます。 ![]() 隣地境界との距離が無いのでスペースがほとんど無く、室内側から重いサッシを外に出し、すぐに固定するという施工方法。 通常の作業とは違う施工方法で工事が進みます。 ![]() 断熱材とサッシの納まりもきれいに仕上がりました。 ![]() 大工たちが頑張って何とか形になってきました。 ここまで進むと天候にお影響されずに室内作業を行うことが出来ます。 施工も一区切りです。 ![]() まずは、2階の天井付近の取り合い部分。外壁の防火構造の為の石膏ボードを張り、その部分に断熱材を入れて行きます。 さらに天井の断熱材を入れるスペースを確保するための天井下地の施工を進めて行きます。 ![]() 先ほどの天井付近の断熱施工が進んでいますね。 ![]() 室内側の断熱材は、フカフカの高性能グラスウール。 付加断熱に使用した成形品とは違い柔らかいタイプのグラスウールですね。 天井の断熱下地も出来てきました。 ![]() 胴縁は断熱材をしっかり押さえる役目と壁下地の石膏ボードを固定するための目的で設置されます。 こうした下地に使う木材ももちろん岩手県産材や盛岡市産材を使用しています。 高性能な住宅性能ももちろんですが、地域の素材を使う事も大事に施工を進めて行きます。 建て方作業も無事に終わり、建物の外周部の下地作業へと工程が移ってきました。 ここからは一見地味な作業が続いていきますが、建物の性能に係る重要な作業です。 地元の木をふんだんに使用しながら、しっかりと気密の取れた高性能住宅を作っていきます。 その為、建て方の段階から通常の建物と違う納まりもたくさんあり、工程も複雑でした。 今回の建物は街中の準防火地域の制約のなか高性能な家づくりを計画しています。 そこに大工の技術を生かし、地元の木を使うことで気持ちのいい建物になっていくと思います。 立ちはだかるのはやはり敷地の狭さ。 設計段階から作業工程や資材の長さ、大きさまで考慮しないと施工が進みません。 何度も設計士さんと協議しながら施工を進めて行きます。 どんな建物が出来て行くのか楽しみです! ▲
by iwaizawa
| 2017-10-26 05:05
| 現場日記~住宅新築~
2017年 10月 25日
盛岡市内で新たに始まった住宅新築の現場「S-COURT]。
設計は「オオツカヨウ建築設計」さんです。 盛岡市中心部の間口が狭く奥行きの長い古い敷地にその敷地形状を以下した住宅を建てます。 街中の防火の規制の厳しい地域にありながら優れた断熱性能と技術のしっかりした大工の木造が融合した建物になる予定です。 そんな新築工事の様子をお伝えしていきます。 ![]() 棟梁の小瀬川大工が土台の墨付けですね。 ヒノキは防虫防腐の効果がある木材。 弊社では土台には必ずヒノキを使用しています。 ![]() 太くて長いですね~。 リビングの大空間を支える梁材です。 特殊な寸法でもあり、県産唐松の集成材を使用しています。 墨付けするのも大変そうです。 ![]() 昔ながらの「いろはにほへと」と漢数字で番付を記載されています。 これから刻みへと進んで行きます。 ![]() 袰岩大工が担当です。 弊社で一番古くからある木工機械「穴掘り機」で四角い穴を掘る作業。 角のみという四角い歯の付いたドリルで穴を開けて行きます。 ![]() ここから手作業での刻みが行われて行きます。 穴を掘る大変な作業を機械が行ってくれています。 古い機械ですがとっても働くいいヤツです。 ![]() 小瀬川棟梁と袰岩大工が進めて行きます。 若い大工とベテラン大工がこうして一緒に仕事を進めて行きます。 大工の技術や心意気が次の世代へと受け継がれるような仕事の進め方を行っていきます。 ![]() コンクリートポンプ車とミキサー車がスタンバイ。 隣の敷地もお借りして何とかコンクリートの打設作業がスタートです。 ![]() ブームを最大に伸ばし、さらに鉄のパイプをつないで奥まで配管を伸ばしていきます。 これだけ長いと途中でコンクリートが詰まるリスクも・・・。 打設作業の時には現場に緊張感が漂います。 ![]() まずは一安心。 なるべく作業を連続できるように考えながらコンクリート打設が進んで行きます。 ![]() コンクリートを流し込む作業、バイブレーターで振動を与えながら空気を抜く作業、表面を平滑に均す作業、職人たちが大勢で同時に作業を進めて行きます。 ![]() 鋼製の型枠を並べて組み立てて行きます。 すごい量の型枠を設置、やはり敷地奥まで型枠を運ぶのが大変そうでした。 ![]() 厚さ100mmのボード状の断熱材が型枠の中に入り、コンクリートと一体になります。 ![]() 前回と同様に配管をたくさんつないでポンプでコンクリートを送ってきます。 長い蛇の様な配管が特徴的ですね。 ![]() これで基礎の立上り部分が出来上がって行きます。 まずは大工の墨付け作業と現場での基礎工事から作業が始まっていきます。 コチラの現場も敷地が狭く、奥行きが長~い土地なので基礎の施工も一筋縄ではいきませんね~。 大工の墨付けも大きな梁材の加工など通常の住宅とは一味違う施工内容。 難しい施工が続く現場です。 施工は難しいのですが素敵なデザインの建物が計画されています。 そしてデザインだけでなく、住宅の性能もしっかりしていて大工の技術がしっかりと生きる建物に仕上げて行きます。 「デザイン、性能、技術」3者がバランス良く融合する住宅新築、続きをお楽しみに! ▲
by iwaizawa
| 2017-10-25 04:33
| 現場日記~住宅新築~
2017年 10月 24日
盛岡市黒川で進む住宅新築の現場。
今回は、設計事務所「CATALYZE DESIGN カタライズデザイン」さんの設計での工事となります。 こちらの現場はこのブログではまだまだ進行中ですが、先日オープンハウスがありました。 たくさんの方にお越し頂きましてありがとうございました。 引き続きブログでは完成までの工程をご紹介していきます。 コチラの建物、地元盛岡の赤松をふんだんに使った建物となります。 内装仕上げもかなりこだわりとても素敵な建物になると思います。 弊社作業場での大工の墨付け刻みの作業から現場での建て方作業へと工程が進み、上棟しました。 上棟式後の大工工事の様子をお伝えしています。 ![]() 杉板を塗装した外壁材を縦張りで建物外周部に張っていきます。 弊社の大工たちが加工し塗装を行った板材、いい具合にムラもあり、雰囲気が良くなってきました。 ![]() 濃い茶色の塗装を行い、建物がどっしりと存在感を増してきました。 使用している外壁の杉板は岩手県産のモノです。 地元で採れた木材を構造材だけでなく、こうした外部の仕上げにも使うことが出来ます。 ![]() 塗装もクリア塗装で仕上げてあります。 他の部分に比べて明るくメリハリがついています。 軒天井は濃いこげ茶色ですね。 ![]() 鈴木棟梁が施工しているのは壁の断熱材入れ。 アクリアという最新のグラスウール断熱材を入れて行きます。 ![]() 赤松プレミアム合板を張っています。 県産赤松のきれいな木目が特徴です。 この合板がそのまま見える仕上がりとなります。 ![]() 見えている床板は、唐松の床板。 無垢の唐松の床板を1枚1枚張り合わせて行きます。 ちなみに今回の床板は盛岡市産材でした。 ![]() 天井も低く、大人は立つことが出来ない空間。 長時間の作業は腰が痛くなります・・・。 ![]() これは何でしょうね~。 樹種がはっきりしませんね。 短いスパンでギュッと曲がった面白い木。 これを玄関土間の上に化粧梁として取り付ける計画です。 どんな化粧梁になるのか楽しみですね。 ![]() 化粧梁はこうして建て方後に取り付ける事も可能です。 今回のこの木材も建て方後に山下設計士と私で弊社の作業場から見つけたもの。 こんな施工が出来るのも大工の家づくりの特徴ですね。 ![]() 鈴木棟梁と一緒に出来栄えを確認。 いいですね~。 直線的な仕上がりが多いのが住宅という建築物。 その中の空間に自然の曲りがきれいな木材を配置するのも面白いですね。 完成時の表情が楽しみです。 ![]() こちらも化粧梁に使う赤松材。 少し古い赤松の梁材を削って仕上げて行きます。 赤松の辺材は少し青く変色した材ですね。 どんな風に仕上がるのかな? ![]() キッチン上部に化粧梁として設置。 木が太過ぎず、主張しすぎない程度と言うのがポイントです。 この梁に照明が設置される予定。 ![]() 化粧梁も少し雰囲気が違って見えますね。 すっきりした空間の中に自然な雰囲気を作り出しますね。 室内もだいぶ仕上がってきましたね。 屋外では外壁の仕上げ作業が後少しのところまで進んでいます。 室内は、天井や壁の仕上げ、床板張りなどこちらも仕上げの作業が進行中。 構造材はもちろん地元の木材を使用してきましたが、この段階の仕上げも地元の木をたくさん使います。 地元岩手の木をたくさん使い、でもしっかりとデザインされた空間を作り上げて行きます。 もちろん住宅としての性能もしっかりと担保。 そんな家づくりを技術のしっかりした大工が施工するのが私たちの家づくりです。 続きをお楽しみに! ▲
by iwaizawa
| 2017-10-24 05:05
| 現場日記~住宅新築~
2017年 10月 23日
盛岡市清水町にある盛岡市民福祉バンク「ぱれっと店」様の移転工事。
現在のお店が建物の老朽化の為に取り壊しが決まりました。 そこで移転先を検討し、盛岡市中ノ橋通のテナントに決定。 弊社で移転工事を行うことになりました。 移転オープンは11月1日に決定。 店舗の改装工事や建物の老朽化の修繕など急ピッチで作業が進みます。 そんな移転工事の様子をお伝えします。 ![]() 外装の改修作業も進んでいます。 無機質だった壁面に少しだけですが木を張っていきます。 暖かい雰囲気を作っていきます。 ![]() 塗装した杉板を1枚1枚張っていきます。 少しですが雰囲気はガラッと変わります。 ![]() 工事開始と共に雨漏りが判明。 すっかり錆びついており、今回の移転工事に合わせて屋根の葺き替えを行います。 ![]() 腐食した野地板を新しいモノに交換してから屋根を葺き替えます。 ![]() ![]() これで雨漏りも解消しました。 安心して営業できるように改修を進めます。 ![]() 建築基準法に合わない箇所で元々開かないガラスだった場所に開くようにサッシに改修。 排煙窓という火災時に煙を逃がす窓ですね。 ![]() 一定面積に必要な設備を整備して、建築基準法、消防に適応した建物として改修工事を進めて行きます。 ![]() いらない壁は撤去、必要な壁は新設。 こうして新しく入るお店の営業しやすいように室内を改修していきます。 ![]() これまで無かった階段手摺を設置。 障がい者の方も働きやすいように改修工事を進めていきます。 ![]() 袰岩大工の考案でドアのように開閉が可能です。 大型の荷物を2階に上げる際にはここを利用してあげる事が可能。 使いやすく安全に配慮したお店作りを心がけます。 ![]() 他にも汚い壁など細かな部分を塗装し、化粧直しです。 ![]() 間仕切りを変更したのでエアコンの位置も変更しています。 新しいお店に合わせて細かな設備の調整も行っていきます。 ファサードの改修、室内の間仕切り改修、設備機器の移設、塗装作業などいろんな工事が同時に進みます。 移転に向けて作業が少しずつ着実に進んで行きます。 お店のオープンまで少しずつ作業の様子を伝えて行きますね。 続きをお楽しみに! ▲
by iwaizawa
| 2017-10-23 05:18
| 現場日記~店舗~
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