岩井沢工務所の現場日記

手づくり階段

本宮のアパートの新築工事の様子です。
階段の作り方をご紹介いたします。

木にみぞをいれていきます。

階段の外側部分が設置されました。

そして踏み板を加工します。

一段一段、できてきました～。

はい、できあがり！

上からも見てみましょう。


木に囲まれた雰囲気のアパートには、既製品の階段は似合いません。
というわけで、大工の手づくり階段にしました。
手づくり階段は大工の技術が問われる仕事です。
美しくつくるのは、なかなか難しいものなのです！

住宅建築の様々な部分に既製品ができたため大工の手仕事が減り、
技術を持った大工も減っている現在。
こういった仕事ができる、技術を持った大工を育てることは
大事なことだと思っております。

シンプルキッチン

本宮のアパート新築の現場です。

さて、おもむろに部屋の中にブロックが積まれていきます・・・

こちら積みあがりの状態です。

部屋の中なのに・・・なぜブロックが？？
それは「シンプルでかっこいいキッチン」の支えになるからだったのです！

ステンレスのキッチンが設置されていきます。

こちらが設置したところです。これから水道などの配管が行われます。


「住む方が自分の思うように使って欲しい」とのお施主様のご要望が形になりました。
ごくごくシンプルなステンレスのキッチンは、無駄のない美しさ。
支えにブロックを使うことにより、かっこよさとコストダウンを実現しました。

木の温かみのある空間に、とてもクールでスマートなキッチン。
この対比がまたかっこいいのです。

キッチンにあわせて換気扇もごくごくシンプルに。


アパートでこういったキッチンが設置されることはそう多くありません。
出来上がりが楽しみですね。

こちらのアパートは収納が充実しているのも特徴の一つです。

棚ももちろん手づくりです。

ステキなカウンターテーブル

本宮に新築中のアパートです。
こちらは、普通のアパートとはちょっと違います。
その特徴の一つは、リビングに大きな吹き抜けの空間があること。

もちろん手すりも大工の手づくりです。木材をふんだんに使っています。

そしてその吹き抜けに面した２階に、勉強・家事・パソコンなどに便利なカウンターテーブルがつきます。

それがなんと！ニレ（ニセアカシヤ）の無垢の１枚板が天板になります。大工が加工をしている様子です。

きちんと水平をチェックして慎重に取り付けます。

これができあがりの様子です。かなり格好いいカウンターテーブルになりました。

写真を見ていただいてもわかるとおり、木材がふんだんに使われたアパートです。
階段も手すりも全て大工の手づくり。
既製品にはない、味を感じることができる室内になっています。

８月の頭にこちらのアパートの完成見学会を予定しております。
詳細はまたお知らせいたします！

内丸にカフェがオープンします！

盛岡市内丸にカフェがオープンする予定です。

こちらのお店の改修を行うことになり、店舗を見におうかがいしました。
ここは、以前飲食店が入っていた場所です。

外観はこんな感じでした。飾り屋根がついていました。

この建物、形は長方形で・・・・軒の形が・・・・とても気になるのです。
まさか・・・？？？もしやこれは・・・・？？

と、予感を持ちながら室内に入りました。

室内はクロス貼り。時間が経って少し古ぼけていました。

壊れていた壁から手を入れて中を触ってみました。
・・・・・・これは予感的中！！！
中はなんと、漆喰の壁だったのです。そう、この建物は蔵を使ったものでした。
外観は普通の住宅のように手をかけてあり、外から見るだけではわからなくなっていたのです。

工事を始めてクロスを貼っていた壁を取り払うと、味のある漆喰の壁が出てきました。せっかくなのでこのままお店に活かすことになりました。


さて、天井をはいでみましょう。ばりばりばり～

おおっ！その前のお店が貼ったと思われるクロスがでてきました！
店舗ではこういうことはよくあるんですよ。

天井をはがしたらきれいな梁が出てきました。蔵の雰囲気がどんどんでてきました！

電気の配線等を整理しきれいに掃除をしました。とてもいいですね～。オーナー様も気に入っていただけたようで、この梁も店内に活かされることになりました。


カフェオープンに向け、工事進行中です！

こちらのカフェでは、パンを店内で焼く予定だそうですよ！
楽しみですね～。早く焼きたてパンを食べてみたいです！

蔵の移築再生が始まりました

現在、奥州市江刺区にある蔵を解体し、矢巾町に移築再生することになりました。
江刺での蔵の使命を終えた後は、矢巾町で住宅として新しい命が吹き込まれます。

時代の流行に流されることのない、モダンで心落ち着く住宅ができあがるでしょう！

これから、解体や移築再生の様子を随時ご紹介していきます。

解体を待つ蔵です。

屋根が取り外されていきます。

柱には文政八年の文字が。（1825年）約１８０年前に書かれています。

柱や梁は１本１本丁寧に整理して矢巾町へ運びます。
現在、解体は機械で行うことが多いのですが、移築再生する建物はすべて大工の手作業で行います。

これからどんどん進んでいきます！土壁を取り払うと柱の様子が見えてきます。お楽しみに。