岩井沢工務所の仕事について
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2022年 05月 14日
盛岡市山岸で新たに始まる住宅新築プロジェクト「サンドウィッチの家」。
「サンドウィッチの家」とは、サンルームが真ん中にはさまった平面構成を、色んな具が挟まるサンドウィッチに見立てて名付けられています。 時に子供の遊び場になったり、リビングの延長として活用したり、洗濯物を干したり、など、様々な活動がサンルームで行われることを想定した平屋の建物になります。 設計はNoMaDoS一級建築事務所様、施工は岩井沢工務所というタッグで施工を進めていきます。 どんな住宅が出来ていくのか今から楽しみなプロジェクトです! それでは、施工の様子をご紹介していきますね。 ![]() 設計事務所NoMaDoSの吉川設計士に来ていただき、打ち合わせです。 墨付けを進めていく際に出てきた質疑や仕上げの納まりなどこの段階での疑問点を設計士としっかりと打ち合わせです。 ![]() この唐松材のほとんどが盛岡市産の唐松です。 近くに山の木で家が建つという昔ながらの家づくりを実践しています。 ![]() 唐松の桁をノミを使って仕口を作る作業を進めていきます。 ![]() 近年登場した新しい道具「マルチツール」という道具を使って刻みを進めていました。 新しい道具を試しながら刻みが進みます。 ![]() 今度は、カッターという道具で溝を掘る作業です。 桁材に間柱が立つ場所に溝を掘ります。 いろんな道具を駆使して構造材を加工して行きます。 ![]() 藤澤大工がノミを使って仕口を仕上げて行きます。 墨付けを小瀬川棟梁が進め、手の空いた大工たちが刻みを進めるという人員構成で刻みが進んで行きます。 ![]() コンクリート打設の最後は、土間部分です。 再びポンプ車とミキサー車がやって来て、コンクリートの打設が始まります。 ![]() すぐにバイブレーターを掛けてコンクリート内部の気泡を出しながら平らに均す作業を行います。 ![]() いろんな道具を駆使しながらドロドロのコンクリートを平らに仕上げて行きます。 左官職人の技術もすごいですね。 ![]() 打設後すぐにシートで覆うための準備を同時に進めています。 特に冬場の基礎施工では、この養生が大事になります。 盛岡は氷点下10度以下に冷え込む事があるので、養生準備も並行して進めていきます。 ![]() シートの下には農業用の電熱線を入れて、少しだけ内部を温めています。 コンクリートの表面が凍らないようにしながら養生期間を過ごします。 ![]() 今度は排水管の敷設作業ですね。 建物内から出てくる排水管を一定の深さに落とし、桝を経由して道路近くの公設桝までつなげていきます。 基礎工事と水道工事は一体となって進んで行きます。 新しい住宅新築プロジェクトが進んでいます! まずは弊社作業場での大工による構造材の墨付けの作業と現場での基礎工事が進んでいます。 技術のしっかりした職人たちが施工を進めています。 今回もとっても楽しそうな建物が計画されています。 設計事務所NoMaDoSさんとは、「曲面天井の家」という建物でご一緒させて頂きました。 曲面天井の家もなかなかインパクトがありましたが、今回の「サンドウィッチの家」もとても楽しそうな住宅になりそうですね。 プロジェクトの進行状況を少しずつ紹介していきますね。 続きをお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2022-05-14 04:26
| 現場日記~住宅新築~
2022年 05月 13日
遠野のオーベルジュ「とおの屋 要」さんの盛岡のお店の工事が始まりました。
盛岡市中心部、下ノ橋近くのテナント物件です。 弊社では、10年以上前にパン屋さんのお店の開店で施工させていただいた物件です。 パン屋さんからお菓子屋さんと経て、今回は料理を提供するレストランとしてオープンする計画です。 こだわりの塊りのような店主「要太郎」さんと弊社の堀口大工のタッグで施工が進む事になります。 どんなお店になるのかな~? 今からドキドキ、とっても楽しみです! それでは、現場での施工の様子を紹介していきますね。 ![]() 現在は厨房を設置する部分の床のコンクリートの補修作業を進めています。 その間、堀口大工は2階部分の改修作業を進めています。 ![]() 作業は今年入った新人の及川君ですね。 学校では習わないコンクリートの作業、何でも学んでいい大工に育って欲しいですね。 ![]() 設置する厨房機器の寸法と通路を確保してギリギリの寸法でコンクリートを立ち上げます。 限られたスペースに必要な機材を詰め込む為、こうしたコンクリートの施工もギリギリで進めていきます。 ![]() 新しい天井下地は、屋根の勾配に合わせて斜めに作っています。 そして予期せぬ存在の古い屋根の骨組みも生かして施工が進んでいます。 ![]() 壁際の垂木には、古材の板を張って屋根らしく、客席側の垂木はそのままむき出しで仕上げています。 この部分もこの後室内が仕上がる事できれいに浮き上がってくる予定です。 ![]() 斜めの天井下地に石膏ボードを張る事で平らな天井が少しずつ出来上がって行きます。 ![]() 見えているのは、古い太鼓梁だけですね。 天井を白く仕上げるとこの太鼓梁がきれいに見えてくる計画です。 ![]() メールや写真での報告だけでなく、こうして現場に足を運んでいただき、現地でその空気感を感じていただきながら施工を進めていきます。 特に2階の古い屋根まわりの納まりと新たに作る収納部分をしっかりと打ち合わせしつつ施工を進めていきます。 ![]() 現地で壁の色の塗分けを打合せ。 そのまま現場に書き込み施工指示として残します。 現場の空気を感じながら仕上がりの想像しつつこうした施工の指示が出来上がります。 ![]() 今度は、お店の客席カウンターの仕上がりの打ち合わせですね。 要太郎さんが見ているのは、岩手県産のイタヤカエデの天板です。 黒い模様は、カビの一種だと思われます。 この模様を見えるように仕上げるという判断に至りました。 どんなカウンターに仕上がるかな? ![]() 古い民家に使われていたセンの梁材を挽き割ってカウンターの素材としています。 センの板の配置を確認いただきつつ、完成を予想していきます。 ![]() 天板の黒い部分が削れて行くのかを慎重に確かめながら作業を進めます。 この辺りの微妙な施工の判断が最後の仕上がりに関わるので大変です。 ![]() そしてこの天板のどこの部分を使うのかを考えています。 そのまま、チョークで使用箇所を書き込み指示を出してもらいます。 ![]() 袰岩大工と要太郎さんが直接打ち合わせです。 どんな風に板を接合するのかを判断し、「契り」の位置なども決めていきます。 いい表情のセンの古材、仕上がりが楽しみです! ![]() お客様の座る位置を想定しながら脚の位置を確認します。 お店の収容人員にも関わる大事な要素ですね。 ![]() この古材たちは、出てきた古い屋根の骨組みの補強用に使う補強材です。 補強も真新しい木材ではなく、こうした古材を使っての施工を進めていきます。 ![]() 柱は土蔵の栗の柱、桁材は農家の納屋に使われていた赤松材ですね。 新しい木材には無い風合いが古材の良い所ですね。 まるで前からそこにあったかのような仕上がりです。 ![]() これまで茶色のペンキで塗られていた1階の天井部分を白く塗装していきます。 雰囲気がガラッと変わり、少しずつですが明るく見えて行きます。 いよいよ内装仕上げの作業もスタートです! 「とおの屋 要」さんの新しいお店の施工が進んでいます。 築100年近くたつ古い民家だった建物。 いろんな使われ方をしながらここまで存在してきました。 今回は、その建物の根幹の部分を生かしつつ、レストランとして改修が進められて行きます。 建物の経年変化をただの劣化ととらえずに、その建物の刻んできた歴史ととらえて大事に残して行く、そんな作業を進めていく事になりそうです。 使う素材も経年変化した古材たちが中心となります。 まるで以前からそこにあったかのような素材を使い、新しいお店を形成する工程が進んで行きます。 どんなお店に変化していくのか、とっても楽しみな工事が進んでいます! #
by iwaizawa
| 2022-05-13 05:45
| 現場日記~店舗~
2022年 05月 12日
盛岡市内で進行中、中古住宅の事務所へのリノベーション工事現場。
古い住宅を改修して、事務所として使うとい目的で行うリノベーションの工事です。 現地での建物内部の解体作業から大工の構造改修、内部の下地工事と工程が進んできました。 古い建物が新しい目的を携えて生まれ変わって行くという工事ですね。 そんな古い民家の改修工事の大工仕事をお伝えしていきます。 ![]() 片流れの大きな屋根を持つ外観がほぼ見えてきました。 足場とシートが掛かっていますが、良い雰囲気に仕上がって来たのが分かります。 ![]() 外壁の大事な事は、まずは雨漏りをしない事。 しっかりと防水処理を行いつつ、施工を進めていきます。 ![]() 大雨が外壁に打ち付ける時など、ここの処理が不十分だとこの貫通部分から漏水が起きます。 外壁との取り合いをしっかりと防水処理しさらに内部側でも防水処理を行って二重に対処しています。 ![]() 床板には、岩手県産のヤマザクラの床板を使っています。 少し赤みのある硬い広葉樹ですね。 大面積のヤマザクラは迫力がありますね。 ![]() このまま、ヤマザクラの床板は見えなくなり、後は完成着前まで見えませんね。 続いては建具枠の設置と壁のボード張りの工程が始まります。 ![]() 現場の進行状況を見ながら、作業場でもいろんな造作材の加工を進めます。 現場の大工と作業場の大工のチームワークが大事になります。 ![]() 赤松集成材のフレームに金属の柱が埋め込まれています。 この金属の柱は「棚柱」という部材です。 いろんな位置に棚板を設置できる便利な家具金物ですね。 ![]() 事務所に設置する書類や道具類を保管する大型の家具ですね。 こうした家具を作業場で作り、現場へと運び入れます。 ![]() 赤松集成材を接合して、7m近い1枚の天板を製作です。 クランプやベルトを使いしっかりと接合していきます。 ![]() 細かな仕上げの作業を経て大きな天板も出来上がります。 オーダーメイドの家具の製作は大きな作業場でしかできませんね。 広い弊社の作業場を利用してこうした家具の製作が進んで行きます。 ![]() 2枚の天板は、ケヤキですね。 赤みのある良い本ケヤキの無垢板です。 もちろん地元岩手のケヤキの板、どんな風に加工されて行くのかな? ![]() 一面プレーナーというカンナ盤で表面を薄く削る作業ですね。 ![]() 赤みのあるケヤキの特徴が出ているいい面が現れてきました。 無垢の木は1枚1枚に表情がありますね。 ![]() 2枚の天板を合わせて接合して奥行きのあるテーブルの天板が出来上がります。 ケヤキの無垢の天板を使ったテーブル、完成が楽しみです! ![]() 次は何の天板かな? 田村大工と下舘大工が2人がかりで万能機を使っての面取り作業です。 まずは天板の端を削って直角を整える工程です。 ![]() 予定している厚さまで天板を削り、整えていく作業ですね。 ![]() 大工たちみんなで相談しながら作業を進めています。 無垢の板は何処でどんな風に接ぎ合せるのか、大工たちもなかなか迷うところ、近くにいる同僚たちで相談しながら作業が進みます。 ![]() 長さが4m弱の長い天板ですね。 樹種はたぶん「朴(ホオ)」だと思います。 事務所の職員さんが並ぶデスクに使う計画です。 地元の木を大工が加工して仕上げる仕事場のデスク、良いですね。 古い民家のリノベーション工事が進んでいます。 大工が刻んだ構造材を使い、建物の構造を直す作業から始まり、間取りを大胆に変更したり、断熱性能を向上させる施工がひと段落。 続けて外壁張りや室内の床板張りなど仕上げの工程も随時進んでいます。 そして、弊社作業場では造作家具の製作作業が本格的に始まりました。 普段の新築とは少し違う、古い構造を生かした改修工事が進む現場。 施工の様子を少しずつご紹介していきます。 続きをお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2022-05-12 04:58
| 現場日記~リフォーム~
2022年 05月 11日
花巻市で進む古民家の大規模な改修工事の現場。
築年数は正確には分からないほど古く、何度か大規模な改修をしながら住み続けてきた古民家。 今回は、その建物の構造をなるべく生かしつつ住みやすい現代の住宅へと改修する工事を進めています。 第1期工事は、住まいとして使う部分の工事を進めてきました。 まずはその1期工事が終え引越を行い、仮住まいしていた馬屋部分の改修工事へと工程が進みます。 第2期工事は、馬屋だった部分をガレージと作業室へと改修する工事となります。 施工の様子をご紹介していきます。 ![]() 建物の角には、化粧の格子も設置されています。 この後は、ガレージ内の土間コンクリートの準備が進む事になります。 ![]() コンクリートをせき止めるための枠を取り付けてコンクリートを流し込む準備ですね。 ![]() ガレージ内部から外に向かって少し勾配を付けて仕上げる計画です。 雨水などの侵入を防ぐ為に水勾配と呼ぶ傾斜をあちこちに付けます。 ![]() 袰岩棟梁も参加して左官職人と一緒にコンクリートの打設作業が進みます。 かなりの量のコンクリートが流し込まれて行きます。 ![]() キレイに仕上りました。 この後、少し水気が引き乾いてきたら表面を金コテで仕上げて行きます。 ![]() 壁面を利用して大きな収納棚を設置。 茶色に塗装を行っていきます。 ![]() 造作家具も弊社の大工たちの大事な仕事の一つです。 部屋の寸法や使い方に合わせてオーダーメイドの家具が出来上がります。 ![]() コチラも仕上げの塗装作業を進めました。 1回目に塗った塗装より少しだけ濃い目の茶色に塗装です。 無垢の素材を使った本物の建具はこうして色合いも調整が可能です。 ![]() いい色合いに仕上がりました。 弊社小林作業員が塗装作業を担当しました。 細かな要望までしっかりと施工を進めていきます。 ![]() 黒い豆砂利を敷き、モルタルを目地に詰める仕上がりですね。 豆砂利洗い出し仕上げという方向で仕上げて行きます。 ![]() しっかりと養生を行ったのでコンクリートのひび割れも少なくいい仕上がりです。 大きめの乗用車が入っても十分な広さと強度を確保しました。 ![]() 少し低めに土を戻し、その上に砕石を敷いて仕上がる計画です。 ガレージにスムーズに入れるように仕上て行きます。 ![]() 元々馬屋だった感じはしませんね。 大きな古民家の持て余したスペースを使いやすいガレージへと改修しました。 ![]() 古民家の使いにくかった部分を改修し、生活スタイルに合わせたガレージの設置でした。 キレイに仕上り一安心です。 古民家の改修工事、第2期工事が進んでいます。 古くは馬屋だった部分にガレージを作る改修工事ですね。 こうした改修工事には、経験豊富な大工たちの存在が大事です。 棟梁を中心に大工たちがいい顔で仕事を進めています。 昔の大工の技を見つつ、現代の住みやすい住居への改修工事、大工たちもやりがいがありますね。 そんな古民家の改修工事が進む現場の様子を紹介しました。 続きをお楽しみに! #
by iwaizawa
| 2022-05-11 04:58
| 現場日記~古民家再生~
2022年 05月 10日
弊社事務所裏の家具工房の屋根では、屋根緑化を実験しています。
早くも10年以上経過した屋根の草たちは、毎年いろんな表情を見せてくれています。 春には、緑の草が顔を出しますが、もう一ついい表情を見せてくれるのが「苔」ですね。 毎年違う表情を見せてくれるの「苔」をご紹介しようと思います。 ![]() 5月に入り少しずつですが草にも元気が出てきました。 春先は、芝生とクローバーが最初に緑を取り戻します。 枯草ばかりの屋根にも緑が一気に増えてきます。 ![]() 緑化している屋根の雨水を排出するための銅板に寄生している「苔」です。 名前も分からない「苔」ですが、毎年きれいな緑になりますね。 ![]() この「苔」たちもいろんな表情を見せてくれます。 雨の多い年は勢いも出て来て、こんもりと膨らんで行きます。 今年はどんな夏になるのかな~? ![]() コチラの株は垂れ下がりながら成長しています。 昨年とは違う表情に変化する「苔」たちもいいモノですね。 ちなみに2020年5月の「苔」はコチラです。 この年は緑がとっても鮮やかでした。 こうして毎年「草」も「苔」も違う表情を見せてくれます。 屋根の緑化を形成している草の種類も毎年変わります。 こうして屋根の草を見ているだけでも季節や気候の変化を感じる事が出来ます。 そんな草屋根「屋根緑化」のレポートでした。 #
by iwaizawa
| 2022-05-10 18:27
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